YAMADARIUM

本棚「分け合う」の棚

分け合う

すれ違いの両想い

Noise Margin

好きなのに、どうして遠回りしてしまうのでしょう。

一

この本について

大切な人を泣かせてきた「僕」が、すれ違いを重ねながら、本当の気持ちを伝えようとする歌です。

当たり前だと思っていたやさしさが、手からこぼれていく。「もう二度と」と泣く君を、ぎゅっと抱きしめることしかできない。いつまでも子供のままで、小さな世界を歩いていた。少し反省しては、また傷つける。

恋しくて、愛おしくて、会いたいのに、なぜいつも遠回りして、すれ違うのだろう。「ごめんね」と言えずに、君のせいにしてしまう。ただ好きなのに。好きだから。だから、本当の気持ちを伝えると決めます。

君と会って、笑い合って、思い出をひとつずつ増やし、咲かせていく。さあ叫べ、おまえの人生だろ。未来を描けるのは自分だけだと奮い立ち、またひとつ君を好きになっていく一冊です。

二

見方を裏返す

表は、よくある見方。裏には、この詞の見方が書いてあります。

歌詞の中の、その一節へ

三

本文

読み進めるほど、言葉に灯りがともっていきます。心に残った行は、押すと栞をはさめます。金色の言葉は、ほかの本につながっています。

28 行

当たり前のやさしさが 儚く 儚く 手から零こぼれるもう二度と もう二度と って泣く君をぎゅっと抱きしめる 馬鹿なぼくの弱さだ

ねえ教えて 虚構きょこうの鳥よ がみえないいつまでも子供のままで君を泣かせていたあの頃の僕はまだ小さな世界を歩いていて少し反省してまた傷つけて 何度も何度も後悔ばかり

があって 時が経って 君と笑えるように思い出を ひとつひとつ増やして君と逢って 笑いあって 僕は変わって

恋しくて 愛いとおしくて 逢いたい時にはなぜいつもして のだろう「」と言えない僕は いつも君のせいにしていてただ好きなのに 好きだから本当の気持ちを伝えるよ

夢があって いつだって君を守れるように思い出をひとつひとつ咲かせて君と逢って ぼくらしいって思えるようになってさあ叫べ おまえ の人生だろを描けるのは自分だけなんだから

夢があって 時が経って 君と笑えるように思い出をひとつひとつ増やして君と逢って 笑いあって kissを交わすたびにまたひとつ 君を好きになる

夢があって いつだって 君を守れるように思い出をひとつひとつ咲かせて君と逢って 愛し合って 君と過ごせるようにまたひとつ 君を好きになる

目録カード

「空」が出てくる、ほかの本 15 冊

言葉の寄り道 ・ 言い回し

急がば回れ

「急がば回れ」は、琵琶湖を舟で渡るより、遠くても橋を回る道のほうが確か、という昔の歌から広まったことわざ

寄り道する

言葉の寄り道 ・ 語源・本来の意味

ごめん

「ごめん」は、許しを意味する「免」に、敬う「御」がついた「御免」から

寄り道する

言葉の寄り道 ・ 語源・本来の意味

すれ違い

「すれ違い」の最初の意味は、触れ合うほど近くを、反対の向きに通り過ぎること

寄り道する

四

あとがき

「すれ違い」は、辞書ではまず、触れ合うほど近くを反対の向きに通り過ぎること、と書かれています。会えないこと、話がかみ合わないことの意味は、その次に並びます。すれ違えるのは、同じ道の上で、すぐそばまで来ているからなのかもしれません。「ごめん」も、もとは許しを意味する「免」に、敬う「御」がついた言葉です。言えなかった「ごめんね」の代わりに相手のせいにしてしまう幼さは、誰の中にもあります。遠回りした分だけ、思い出は増え、咲いていく。すれ違うことも、両想いの途中の形なのだと考える見方があってもいいのではないでしょうか。

五

この本の歌を聴く

近日公開予定です。

六

向かいの棚から、一冊

この本とは、少し違う見方の本です。

innocent NURBS忘れない読了終わってしまった愛は、間違いだったのでしょうか。

「分け合う」の棚の向かいには、「忘れない」の棚があります。

七

次の一冊を探す

この本を閉じたら、また本棚へ。