言葉の寄り道 ・ 古典の一句
葦
あしashi
「人間は考える葦である」は、パスカルの死後にまとめられた『パンセ』の一節
言葉の寄り道 ・ 古典の一句
あしashi
「人間は考える葦である」は、パスカルの死後にまとめられた『パンセ』の一節
一
フランスの思想家パスカル(1623〜1662年)は、書きためた断章を本にする前に亡くなりました。残されたメモは、死後に『パンセ(考えたこと)』としてまとめられています。
その中の一節で、パスカルは人間を、自然の中でいちばん弱い一本の葦にたとえました。けれど、それは「考える葦」だと続けます。
宇宙が人を押しつぶすのはたやすい。それでも人は、自分が死ぬことも、宇宙が自分より強いことも知っている。そこに人の尊さがある、という考えです。
二
葦は細くて、風が吹けばすぐにしなります。
しなっても折れずに立っているものは、弱いのではなく、しなやかなのです。
三
寄り道はここまで。言葉が歌の中でどう使われているか、本をひらいて読んでみてください。
『Ear to the Ice』Yamadarium
sung out where the reeds stand clear,(葦の立つ岸のほうで 歌になって)rolling, long and wide.(うねりながら 長く 広く)
『Ear to the Ice』の、ほかの言葉の寄り道