言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
喉を鳴らす
のどをならすnodo-wo-narasu
猫が喉を鳴らす低い音は、脳からの合図がなくても喉だけで出せることが実験で示された
言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
のどをならすnodo-wo-narasu
猫が喉を鳴らす低い音は、脳からの合図がなくても喉だけで出せることが実験で示された
一
猫のゴロゴロという音は、1秒間に25〜30回ほどのとても低い振動です。これまでは、脳からの合図で喉の筋肉が1回ずつ縮むことで鳴る、と考えられてきました。
2023年、オーストリアなどの研究チームは、亡くなった8匹の猫の喉(喉頭)に温かく湿った空気を通す実験をしました。すると8匹とも、神経からの合図なしに、ゴロゴロと同じ低さで震えました。声帯の中にある小さな柔らかい組織が、低い音を出しやすくしていると考えられています。
ただし、筋肉の働きによる説明が否定されたわけではありません。
二
喉を鳴らす音は、何かをがんばらなくても、そばにいるだけで出る音なのかもしれません。
夜にそばにいる誰かも、きっと同じです。
三
寄り道はここまで。言葉が歌の中でどう響くか、聴いてみてください。
『Crickets on the Night Shift』Yamadarium
keeps her company, steady as a purr(猫が喉を鳴らすように 絶えずそばにいる)
この歌を YouTube で聴く
『Crickets on the Night Shift』の、ほかの言葉の寄り道