言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
匂いの記憶
においのきおくnioi-no-kioku
匂いで思い出す記憶は、言葉で思い出す記憶より、子どものころ(6〜10歳ごろ)のものが多いという研究がある
言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
においのきおくnioi-no-kioku
匂いで思い出す記憶は、言葉で思い出す記憶より、子どものころ(6〜10歳ごろ)のものが多いという研究がある
一
匂いをきっかけに、昔のことをありありと思い出す。フランスの小説家プルーストの作品にちなんで、「プルースト現象」と呼ばれます。
2000年、イギリスのリバプール大学の研究者が、匂いと言葉のどちらを手がかりにしたかで、思い出す記憶の年齢がどう違うかを調べました。匂いで思い出した記憶は6〜10歳ごろのものがいちばん多く、言葉で思い出したものとは違う分かれ方をしました。
ただ、匂いの記憶がどれだけ特別なのかについては、その後の研究でもさまざまな結果が出ています。
諸説あり
二
ふと流れてきた煙の匂いが、誰かの遠い夜を温めることがあります。
あなたが守った小さな火も、知らないところで、誰かの思い出に届いているかもしれません。
三
寄り道はここまで。言葉が歌の中でどう使われているか、本をひらいて読んでみてください。
『Still Red Underneath』Yamadarium
And someone half asleep will catch the scent(うとうとした誰かが その匂いに気づいて)and think of one old fire, and someone's hand,(いつかの焚き火と 誰かの手を思い出す)
『Still Red Underneath』の、ほかの言葉の寄り道