言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
霧笛
むてきmuteki
蒸気で鳴らす霧笛は、1850年代にいまのカナダのセントジョンで考え出され、1859年に世界で初めて島に据えられた
言葉の寄り道 ・ 歌詞の解剖
むてきmuteki
蒸気で鳴らす霧笛は、1850年代にいまのカナダのセントジョンで考え出され、1859年に世界で初めて島に据えられた
一
霧の濃い海で、船に岸の場所を知らせる霧笛。蒸気で鳴らす霧笛を考えたのは、ニューブランズウィックのセントジョン(いまのカナダ)に住んでいた技術者、ロバート・フォーリスだといわれています。
1853年に思いつき、州の議会に何度も設置を求めましたが、なかなか取り上げられませんでした。1859年、別の人がその設計図を手に入れ、港の入り口のパートリッジ島に、世界で初めての蒸気の霧笛を据えます。
フォーリスが考えた人だと議会が認めたのは1864年。特許は取らず、1866年に貧しいまま亡くなりました。
二
霧笛を考えた人は、霧笛に助けられた船を、ほとんど見ることはなかったでしょう。
会うことのない誰かに向けて作ったものが、今日も誰かを呼んでいます。
三
寄り道はここまで。言葉が歌の中でどう使われているか、本をひらいて読んでみてください。
『Ten Feet of Fog』Yamadarium
Then from nowhere comes the foghorn, wide and long and low(どこからともなく 霧笛が鳴る 広く 長く 低く)It skips my ears and settles in my ribs, somewhere low(耳をすり抜けて 肋骨のあたりへ沈む 低く)
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