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ミュージックビデオは自作の動画編集ソフトでやる

これまでの制作環境

これまで仕事では、Adobe製品の「Premiere Pro」と「After Effects」を主に使ってきました。今回の楽曲公開にあたり、ミュージックビデオは自分用に機能を絞った動画編集ソフトを作り、それで制作することにしました。

多機能なソフトで感じていたこと

Adobeのソフトは使用頻度がそれほど高くなかったため、使うたびに目的の機能がどこにあるのかを探す必要があり、それがストレスになっていました。

機能が多いこと自体は便利です。ただ、ミュージックビデオを作るだけであれば、全体の9割ほどの機能は使わなくても完成します。

最初に試したこと

制作を始めた当初は、リリックビデオ(楽曲に合わせて歌詞をアニメーションさせて表現するミュージックビデオ)や、モーショングラフィックス、エフェクトを多用した映像などを試していました。

ただ、映像の技術的な完成度を上げようとすると、確認のために同じ映像を何度も見返すことになります。年齢的なこともあり、目が疲れて繰り返し見続けられないことが頻繁にありました。

方向性を変えた理由

こうした映像はすでに数多く存在しています。また、時間をかけて高品質な映像を作り続けることは、自分の場合は長続きしないと判断しました。

自分が好んで見ている映像を振り返ると、寝る前にぼんやり眺められるような、動きの少ないものでした。シンプルで動きの少ない映像を物足りないと感じる方もいると思いますが、そういった方を対象にする必要はないと考えました。そのため、場面転換の少ない映像を好む方に対象を絞ることにしました。

必要な機能を整理する

方向性が決まると、必要な機能も限られてきます。多層レイヤーはあまり必要なく、事前に考えたプロットに沿って動画素材を順番に並べ、音楽に合わせてタイミングを調整できれば十分です。この方法のほうが、制作にかかる時間を大幅に減らせます。

アスペクト比の問題

もう一つの課題が、YouTubeとInstagramで推奨されるアスペクト比の違いでした。YouTubeは16:9の横長、Instagramは9:16の縦長のため、それぞれに合わせた動画を用意する必要があります。

Instagram用に、16:9の映像を90度回転させる方法も考えましたが、好みに合わなかったため採用しませんでした。16:9のままInstagramに投稿しても上下に黒い帯が入るだけなので、運用上の問題はありません。ただ、これも好みに合わなかったため見送りました。

自作ソフト「MUSICMAN」

以上の理由から、ミュージックビデオの制作に特化した動画編集ソフトを自作することにしました。名前は「MUSICMAN」です。

MUSICMANデモ画面
「MUSICMAN」で動画制作をしているところ。

主な機能は、YouTube用とInstagram用の映像を同時に確認しながら編集できることと、楽曲に合わせて歌詞を表示できることです。

現在は実際にミュージックビデオを制作しながら、必要になった機能を順次追加し、使い勝手を確認しています。これまでに、最低限あったほうがよいと考えた「ガンマ補正」「カラー補正」「逆再生」「スロー再生」の機能を実装しました。

今後の予定

デバッグなどが済み次第、Microsoft Storeで公開する予定です。準備ができたら、当サイトで紹介ページを作成します。